生ごみを入れるだけで魔法のように消えてしまうキエーロを知っていますか?
暖かくなり始めると、どうしてもストレスになってくるのが生ごみ。
- ゴミ出しまでの間に臭くなってしまう..
- 虫が湧いてしまった..
- 毎日大量に出る生ごみの量が気になる..
家庭から出る生ごみの量は、4人家族で平均1日に1キロほどと言われています。
生ごみのストレスを解消したい!自分に出来る範囲でゴミを減らしたい!
そんな人におすすめなのが、マンションのベランダでも簡単にできるキエーロ。
我が家でも1年前から始めていますが、ゴミ出しの頻度が週2回から週1回に減りました。
この記事ではそんなキエーロについて、作り方から使い方まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
キエーロってなに?
キエーロとはコンポストの一種であり、神奈川県葉山市にお住まいのご夫婦が開発した、堆肥術です。
黒土の中にいる数億個のバクテリアが生ごみを分解するため、生ごみを投入し続けても土が増えることがありません。もちろん、土を足していけば堆肥として使うことも可能です。
キエーロは購入することも可能で、自治体によっては助成金を受けられるところもあります。
もちろん、簡単にDIYすることも!
マンション暮らしの方や初心者の方にはうってつけのコンポストです。
キエーロのメリットは?
- ランニングコストがかからない。
- ごみを投入しても土が増えないので、管理しやすい。
- 小さなベランダでも始めやすい。
キエーロのデメリットは?
- 虫が湧く可能性がある。
- 土が入っているため移動が大変。
キエーロを自作してみよう!
必要なもの①容器
・リンゴ箱等の木箱
・無印良品で売っているようなプラスチックの大きな衣装ケース
等が、例として挙げられます。
生ごみを投入する際に20センチほど土を掘って投入するので、深さがある容器がおすすめです。
必要なもの②黒土
ホームセンターで黒土を購入します。容器のおおよそ8分目あたりまで土を投入します。
必要なもの③シャベル
生ごみを投入して土をかき混ぜるために、シャベルを用意しておきます。
必要なもの④蓋
雨に濡れないよう、羽板で蓋を作ります。
風通しを良くするため、木材等を付けることで左右に10センチほどの高低差を付け、蓋に傾斜をつけます。
完成です!
キエーロは微生物の動きを活性化させるために、なるべく日当たりが良く、風通しの良い場所に設置しましょう。
さっそくキエーロを使ってみよう!
基本的な使い方
キエーロが完成したら、生ごみを投入してみましょう!
生ごみ分解に必要な期間は、夏場で3日~1週間程度、冬場で2週間程度です。
同じ場所に生ごみを投入し続けると分解が追い付かなくなるため、何か所かに分けて、埋める場所を変えながら生ごみを入れていきましょう。
まず、土を20センチほど掘ります。
生ごみを投入したら、スコップで土となじませます。
上から乾いた土を被せて、おしまいです。
分解しやすいもの、しにくいもの、できないもの
分解しやすいものの例
- 野菜のくずや食べ残し
- 廃食用油
- 甘いもの
- 油っこいもの
分解しにくいものの例
- 卵の殻
- 柑橘類の皮
- 生野菜の芯や皮
分解できないものの例
- 骨
- 梅干しやアボカド等の大きな種
- 貝殻
分解を早めるためには、生ごみを細かく刻んだり、フードプロセッサーで砕いてから投入するなどの方法もあります。
使う上での注意点(虫対策)
キエーロを使う際に一番気になるのが、湧いてくる虫。
虫対策としては、
の3つが大切です。
生ごみの分解ができていない状態で次々と投入していると、キエーロ内が生ごみで溢れてしまい、悪臭や虫が湧く原因となってしまいます。
分解度合いを見ながら、無理なく入れられる範囲で進めていきましょう。
それでも虫が湧いてしまった場合は?
コバエ等の虫が湧いてしまった場合は、
- 熱湯をかける
- 一味をかける
- 殺虫剤をかける
- ハッカ油を数滴垂らす
等の方法で対応しましょう。
虫が消えない場合は、いったん生ごみの投入をお休みするのも手です。
まとめ
ホームセンターで材料を揃えることができ、ランニングコストもかからないキエーロ。
投入した生ごみが魔法のように消えている様子は、やみつきになること間違いなし!
お家の生ごみ臭ともおさらばできるキエーロ、ぜひお試しください!